独り言

その他もろもろ

 

 

 

嵐である。5人組アイドルグループの嵐である。

 

私の「愛」は現在嵐で形成されている。世界で一番愛おしくて幸せでいてほしくて私を幸せにしてほしい存在。何があったら教えてくれても教えてくれなくてもいい。元気でいてほしい。「愛」という感情はこういうことを言うのだろう。

 

この感情を抱ける他人ができたら私は絶対にその人と結婚しなくてはいけないだろう。それぐらい何物にも変え難い感情を抱いている。

 

でもそれに気づけたのは結構最近で。

 

嵐がいなくなるって知った時、それでも私の中ではせいぜい「ふ〜ん」ぐらいのテンションだった。もうその頃はBTSに夢中でKPOPにズブズブだった私にとってその情報はある程度ショックではあっても時が過ぎれば落ち着いた。コロナになってコンサートにいけなくなって実感が湧かなかったというのも大きかったと思う。

そもそも大ちゃんが休止したいって、休みたいって言ったのが全然不思議じゃなくて。ここにいることの方が不思議な人だから。

 

 

今、なんかむしろ、20年もいてくれたことが嬉しい。

大ちゃんも嵐が大好きだもんね。なんだかんだ言って嵐を大切に抱えてきてくれたのは大ちゃんだって知ってるよ。長男でリーダーで、一番守ってくれてたよ。辛いけどお疲れ様、と思う。

 

最後のコンサートを大晦日に見た時も涙が出てきたけど、むしろ涙が出てきたことが驚きだった。それぐらい、もう私は嵐を卒業しちゃったんだな〜というテンションだった2年間だった。

 

(だって翔くんが泣くからさ。泣きたくない、絶対泣きたくないって顔で、泣くから。泣くじゃん、そんなの。知ってるから、どれだけ翔くんが、この時が終わってほしくないか。)

 

今覚えば、あの頃の行動全部が逃避だなと思う。大好きで私が何もしなくても幸せでいてくれる彼らの存在が無くなってしまうなんて、実感が湧かないし一生湧きたくなかった。コンサートに行ったらそれに気づいてしまうと怖かったのかもしれない。

 

大好きだ。安心が嵐がくれるいちばん大きい物だと思う。大きなファンダムと確実な実力と経験をさも当たり前かのように見せてくれる。決して依存なんてしなくて良い、自分の人生を歩めばいい。嵐は侵食なんてしてこない。来たい時に来て、いらない時は置いといて。どんなに勝手に扱っても必要になったら、絶対にこっちに来てくれる。来てくれた。

 

嘘をつかない。ありのままでいてくれる。お互いに優しく、自分に優しく、人に優しい。嵐の5人の「お互いがお互いを愛している」という確かな空気感だけで私はどれだけ救われたのか分からない。私が愛さなくても彼らは幸せでいてくれる。その幸せを分けてくれる。こちらが与えなくても与えてくれる。

 

歌がうまい、ダンスがうまい。そう、アイドルの技量として大切だ。だけど嵐はそんな素人がするべきではない一丁前の技量を持ってして判断するべきもの以前に、人として最高だ。おもろい人間って最高だと思うけど嵐はみんな面白いから。優しくて、面白いのに顔もかわいいんだから手に負えない。泣きたくなるぐらい大好きだ。

 

 

 

翔くんが結婚するって聞いた時、私は、本当に泣いてしまった。意味がわからないと思う。他人の結婚の知らせを聞いて涙を流すなんて正気の沙汰ではない。

 

でもさ、翔くんってあんま幸せになろうとしないから。大ちゃんも、ニノも、相葉くんも、松潤も自分が幸せになる方法を知ってるしそうなる方向へ歩もうとしてるけど。翔くんさ。嵐のこと大好きだもんね。本当は多分アイドル以外のことに興味がいっぱいあるのに嵐のために横に置いてきたでしょ。嵐のこと世界で一番大好きで守りたくて、そのためなら何にもいらないんだよね。結婚なんて、二の次でさ。だから翔くんが結婚するって聞いた時泣いたよ。初めて翔くんが幸せになろうとしてるんだなって思って。すっっっごい嬉しかった。

 

なんだかんだで嵐も上2人が自己犠牲気味なんだなあ。下の3人は、自分のやりたいこと好きなこと、自由にやれたのは2人のおかげだって知ってるよね。すくすく育ったよ。

 

私は嵐に幸せでいてほしいんだと思う。好きすぎて。私が幸せになるだけじゃ足りない。この時は気づかなかったけど。愛が大きすぎると気づかないってマジだ。

 

結婚といえばさ。ニノは狡いし賢いのにこういう時だけヘタクソなの、今となってはかわいいよ。なんか変なとこ不器用だよね。どうせコンサートで潤と不仲っぽくしたのも記事のあの感じもわざとでしょ?知らんけどいいよいいよ、好きな人ができたんだよね。仲良くね。心配なんていらないだろうけどさ。うまくやるよね、ニノだもん。

 

 

 

ちゃんちゃらおかしいと自分でも思う。休止から2年も経って、漸く、少しだけ、嵐がいないことを受け入れ始めた。でも少しだ。全然受け入れられてない。どっちだよ。

 

誰かはテレビにいてくれるから、寂しくないから。気づけば5人で笑ってくれているんじゃないかって期待してしまう。私が呼べば来てくれると思ってしまう。今、来てくれないね。こんなに会いたいのに。初めてだ。

 

おじさんでもおじいさんでも皺があってもシミがあってもダンスが下手くそで踊れなくなっても音痴でどうしようもなくても価値観が昭和でも。嵐なら、大好きだ。嵐だから、大好きだ。

 

造形なんてどうでもいい。だって5人とも、最高に可愛くて面白くて優しい人達だから。

 

大ちゃん、多分もう戻ってこないつもりでしょ。一回でてったのにまた、なんて虫のいいこと大っ嫌いだもんね。そんな責任のないことしないって知ってるよ。20年分見てきたんだから。

 

(そうだ、私は20年分も嵐を見てきたのか。20年ってすごいな。私が生まれるよりも嵐は長いんだから。人1人分、5人を愛してきたと思うとそりゃあ中々引きずって当たり前か。)

 

だから私は多分。もう嵐に会えない。

 

受け入れて、だれか別の人を見つけられる日が来るのだろうか。私の大好きで大好きで大好きな嵐と同じ感情を味合わせてくれる人は現れるのだろうか。

 

嵐が過去になるのだろうか。

 

 

大好きだよ。姿が見れなくても。どこにいても。過去の君でも今の君でも未来の君でも。好きだと、自信を持って、胸を張って言える。愛してる。愛してるってやばくない?でも愛してるんだよな〜。

 

どうか幸せでいてほしい。じゃないと私は幸せになれないから。

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