分け隔てなく誰にでもとても優しくて、真面目で、ちょっと(だいぶ)抜けているところがあるお兄さん。歌も踊りもできて潔癖気味。
メンバーからもこぞって「優しい」と言われているそんなファンミニョンさんへの印象はめちゃくちゃ人間味がないアイドルです。
彼の優しさはとても甘い。ひとりで寝られない弟がベットに侵入してきても黙って抱きしめてあげたり、率先していたずらをしては「可愛い」といい。メンバーが何かしたいことや言いたいことがあったらすぐに察してサポートしてあげる。「僕はできないから」というメンバーにすぐに「そんなことはない」と言ってくれる。スケジュールをよく把握していてみんなに知らせてくれる。
だけど平等です。この優しさが度を越すことは絶対にない。
ミニョンさんが誰かと遊びにいくというエピソードは本当によく聞きます。みんなと仲がいい。そしてそれは裏を返せば誰か一人だけ特別仲がいいわけではないということです(ルームメイトになってからはハソ兄さんと親しくしていましたがそれもデビュー済み同士というめちゃくちゃ特殊な状態があったからだと思います。それがなかったらあそこまで仲良くなってたかな〜どうかな〜)怖いほどに平等なんですよ、本当に。
「優しさ」が線のような気がします。絶対に一線を越させない。
どうしてそうなったのかということを考えたんですけど、そもそもミニョンさんはニューエスとしてデビューしたのが17歳(日本の数えで)なんですよね。しかも所属事務所はプレディス。
プレディスは私個人の意見ですが軍隊に近いイメージがあります。ダンスが一番わかりやすいですが一つのことをみんな同じようにできるように叩き込む感じ。自己形成期である思春期にプレディスに入ってそのままデビューしてアイドルを続けてきたことで、ミニョンさんのような生真面目で規則に従うことが好きな性格も作用して「アイドルとしての人格」が必要以上に染み付いてしまったのかな〜と…アイドルとしての完璧を求め続けたからあんなに「自我が見えない」のかな〜と…思っています。(潔癖なところも「完璧」を求めるからなのかな…?)
「海みたいな人。見た目は綺麗だけどたまに冷たくもあって暖かくもあって」
ワナワンラストコンサート、メンバーへのそれぞれの思いを吐露するVRでダニが言っていた言葉は私にとって非常に印象深いものでした。他のメンバーがミニョンさんの美談やいいところをあげる中「冷たい」という言葉が出てきたから余計に。
そしてそれは限りなく真実に近い気がします。
「怒りたくない」といい感情の起伏を見せることを嫌うミニョンさん。
でも、常に優しいなんてそんな人怖すぎるじゃないですか。人間じゃなくてアンドロイドでしょう。ダニがそう考えてしまうほど、本当にいつでも優しいんだろうなと思いますね。
そしてそんな人だからこそニューエストとワナワンに挟まれる立ち位置に立てたのかな、と。自分をコントロールして相手に踏み込まないし、自分も踏み込まない。
かと思いきや、運動音痴。
人との約束を守れない。
ゲームが下手なのに10万も課金してしまう。
そんなあなたが訳が分からなくて、大好きです。